2004年の中越地震直後、小千谷市ではゴミ処理施設が稼働しなくなったことで、多くのゴミが山本山の広場に山積みとなりました。
そのゴミを目の当たりにした時、私たちは日頃から無自覚にゴミを出し続けている消費型の生活を送っていることに気付きました。
極楽パンチの始まりは、私たちが復興に向かっていくにあたって、このままゴミを出し続ける生活のまま、復興していくことは正しいことなのだろうか?という疑問から出発しています。
まずはその生活を見つめ直すことから始めるために、イベント中にゴミが出ないような取り組みから始めることにしました。
その取り組みの中、私たちはリユース(再使用)という考え方に出会うこととなりました。リユースは一度使ったものを、形を変えることなく再び同じように使っていくというものです。
このリユースをイベント中に導入したことで、消費型から循環型の社会に変換することが、私たちの疑問に対
する答えであると考えました。
昼の【エコマーケット】ではエコに取り組む団体、自然エネルギー、リユース食器を使った飲食ブース、エコ商品など、生活を変えていくための商品やヒントをたくさん用意しています。
例年好評のフリーマーケットも手づくり品を中止とした個性豊かな出店が集まります。出店者の皆さんと会話を楽しみながら購入した商品は、きっと大切に使い続けるものになるでしょう。
夜の【キャンドル×バルーンナイトライブ】では、お寺の蝋燭をリメイクしたキャンドルと、バルーンアートの幻想的空間で音楽を楽しんでいただきます。毎年、電気の照明を使わない空間で楽しんでいただくことで、便利なものに頼りすぎなくても豊かな生活が送れることを訴えています。
極楽パンチは循環型社会へ変換するための情報発信の場です。