15/11/2023
📍アカラジェ ACARAJÉ
こんにちわ。南米生活12ヶ月目!ブラジルのサルバドールがあるバイーア州にいます。
アカラジェはブラジルのバイーア州が本家のカレーパンのようなストリートフード。
茶色のパンにエビや色んなペーストが入っていてハンバーガーのように食べる料理。
全く日本にはない概念で、再現するのも難しそう。
アカラジェは西アフリカ発祥の料理。大西洋をまたぐ奴隷貿易に伴い、ブラジルへ伝承した。19世紀末に奴隷制度が廃止されると、解放されたアフリカ人はアカラジェを作って売るようになる。
アカラジェは重要な収入源となり、作り手の女性たちもアフリカ系ブラジル人の文化を伝えている。今でも美しい衣装と化粧をまとったバイアーナと呼ばれる女性たちがサルバドールの街でアカラジェを売っていて出来立てを買うことができる。
ネックレスひとつひとつにも信仰の意味があり、何代にもわたってアカラジェを売っているそうです。
このカレーパンの正体は、ブラックアイビーンズを一晩水につけたものを生のままミキサーにかけ、塩と玉ねぎを合わせてデンデオイルという、パーム油で揚げた豆のコロッケ。
バタパというアフリカからやってきた黄色いペーストをはさむ。バタパは、干し海老、ピーナッツ、カシューナッツ、ココナッツミルク、玉ねぎ、ピーマン、トマト、そして少量のパンを加えてとろみをつけたもの。
塩漬けになったエビを塩抜きしてバイーア風に味付けされたエビをたっぷり上からかけて出来上がり。このえびが単体で食べてもとっても美味しくてビールのつまみになります!
バイーアではここにトマト、きゅうり、玉ねぎを角切りにして酢と塩とオイルで味つけした野菜もはさんでたべると全部のバランスがよくてとってもおいしいです。