11/09/2023
9月9日(土)、態変40周年もりあげ態による「メタモル・アフリカン・フェスタ」満員御礼で盛況に終えることができました。お集まりくださったみなさん、本当にありがとうございました!
映画『チョコラ!』を鑑賞し、セネガルの家庭料理「マフェ」(鶏肉と野菜のピーナッツクリーム煮込み)をみんなで食べながら、映画の舞台となったケニヤの子どもたちをケアするモヨ・チルドレン・センター代表の佐藤南帆さんのお話(事前収録)を聞きました。そのあと、車座になって参加者お一人お一人から、映画やお話の感想、態変応援メッセージなど話してもらい交流しました。
セネガル人のHさん、夜勤のお仕事を終えられた体で、「"マフェ"を作るなら私が行かなくちゃ!」と午前中にメタモルホールに駆けつけ料理番長として腕を奮ってくださいました。心のこもったマフェ、本当においしかったです。
映画に登場するケニヤの子どもたち、彼らに寄り添い続けた松下照美さん、照美さんの遺志を受け継ぎ奮闘する南帆さん、遠くアフリカから日本へ来て働いているHさん、当日ボランティアで助けてくれた箕面国際交流協会のみなさん、フェルトアニマルやアクセサリーなどグッズ販売で参加の菊本照子さん(ケニヤのシングルマザー支援をされてこられた)、そして、40周年に向けて邁進する態変のみなさんと、態変応援のために集ってくださったみなさん。Moyo(スワヒリ語で、心、魂、精神などを意味します)が通い合ったように思います。
アフリカと日本、さまざまな困難な状況があっても、人間と人間で出会いたい、食べ物を分け合って共に生きていきたい、心からそう思えた集まりでした。
最後に『チョコラ!』の小林茂監督が寄せてくださったメッセージも、ここにシェアします。
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メタモルホールにお集まりの皆様。
映画『チョコラ!』の監督の小林です。
態変の40周年記念事業として「私たちはアフリカからやって来た」を行うことになり、プレイベントとして映画『チョコラ!』の上映と、アフリカンフェスタの開催となったとのこと。
この映画は2005年に3ヶ月間、ケニアのストリートの子供たちの思春期を撮影したものです。空腹を紛らわすためにシンナーを吸い、鉄屑やプラスチックを売って生きている子供たち。家から出ていかなければならない事情があり、大人に裏切られた子供たち。
一見、悪ガキに見えますが、性根は優しく、どんな少しの食べ物でも、分け合って生きてました。世界の矛盾を背中に背負いながら、疾走する彼らの心情に触れると、その儚さに胸打たれながら、どこかで、生きる力をもらっているような気がしてくるのです。
アフリカは、生身の人間を曝け出す力強い大地でした。
ごゆっくりご高覧ください。
小林茂
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それでは、みなさん、次は10月にABCホールでお会いしましょう!!!
映画『チョコラ!』 https://tofoofilms.co.jp/catalog/catalog-793/
モヨ・チルドレン・センター https://moyochildren.com
マトマイニ菊本さんのブログ https://ameblo.jp/scckenya/
10/27-29@大阪市福島区ABCホール 態変40周年記念公演「私たちはアフリカからやってきた」 http://taihen.o.oo7.jp/upcoming.html