25/02/2023
[:ja] Mayumi Folio 日本のめぐりめく四季の中、さまざまな意味を持つ大切な年中行事があります。 伝統行事・年中行事には、全国的に親しまれるものから、地域の特色が強いものまで多くあり、現代社会に生きる私たちにとっても、日本の伝統を触れる瞬間でもありますよね。 本記事では、日本伝統行事・年中行事についてご紹介します。 ・日本の伝統行事をする意味が知りたい。 ・日本の伝統行事って何をするの? ・四季折々の伝統行事で代表的なものは何? といった疑問にお答えできる内容になっていますよ。 春夏秋冬の中それぞれに行われる、日本の代表的な伝統行事・年中行事についてご案内しますので、日本の伝統行事に詳しくなってみてくださいね。 日本の伝統行事について 伝統行事・年中行事とは? では、伝統行事と年中行事は一体どんな違いがあるのでしょう? 「年中行事」とは、毎年同じ時期に行われる恒例行事のイベントや儀式などを指し、日本古来の伝統の行事だけをさすわけではありません。 なので、ハロウィンやバレンタインなど近年日本に入ってきた外来イベントも含まれるのです。 一方、「伝統行事」は、定められた時期に行われる、長い歴史を持った行事で、地域的に伝統になっているものを指します。 そして、伝統行事は、日本古来伝わる伝統儀式を中心とした行事で、一年に一度のサイクルだけではなく10年周期、20年周期、100年周期で行われる伝統的な行事も伝統行事にあたるのです。 どちらも日本の四季の中、節目に沿って行われていますが、伝統行事は、日本の歴史の中、伝統的にある地域で定期的に行われる行事。年中行事は、日本に定着した年内のある一定の時期に毎年行われる行事を指します。 おすすめ関連記事:外国人に紹介したい日本の伝統年中行事 英語例文あり 春の伝統行事 春、日本では桜が満開になり、新しい生活が始まる時期になります。 3月から5月、日本の春に行われる伝統行事には一体どんなものがあるのでしょう? お雛祭り ひな祭りは、日本の伝統的なお祭りの1つで、3月3日の上巳 の節句に行われる、女の子のお祭り。 女の子の健やかな成長を祈るために、家庭や公共の場で、雛人形を飾り、特別な料理を用意してお祝いします。 ひな祭りの代表的な飾りは、ひな人形です。ひな人形は、男雛と女雛のお人形が並んでいる飾りで、日本間、あるいは玄関やリビングなどに飾られます。そして、ひな祭りには、ひし餅やちらし寿司、菱餅などの特別な料理が食べられます。 ひな祭りには、家族や友人と一緒に飾りつけをしたり、料理を作ったりして、楽しい時間を過ごすことが一般的。 また、地域のお祭りやイベントも開催され、伝統的な衣装を着た女の子たちが華やかに行進する「ひな祭りのお内裏様・お雛様行列」や流し雛など、地域の特色が濃い行事と言えるでしょう。 このようにひな祭りは、日本の文化や伝統を感じることができる大切なお祭りの1つです。 お彼岸 お彼岸とは、仏教の行事の1つで、春分と秋分の日を中心にしたそれぞれ前後7日間の期間を指します。 お彼岸の前半を「彼岸の入り(ひがんのいり)」、後半を「彼岸の中日(ひがんのなかび)」、そして後半を「彼岸明け(ひがんあけ)」と呼びます。 お彼岸には、故人を供養するためにお墓参りをする習慣があり、仏壇にお供えするための、もち米を軽く潰した餅に案を絡めるぼた餅を作ります。 これは春は牡丹の花にちなんで「ぼた餅」、秋は萩の花にちなんで「おはぎ」と同じものでも春と秋のお彼岸では呼び名が違うのです。 お彼岸には、日本の風習である「お墓参り」があり、亡くなった家族や友人を偲び、お墓にお線香をたいたり、花を手向けたりして、故人を供養します。 また、地域によっては、お墓参りの後に、墓前でお茶やお菓子を食べたり、お墓まいりの行列を組んで神社やお寺を巡ったりする風習もあります。 お彼岸は、季節の変わり目であり、自然に感謝するとともに、故人を偲ぶ大切な時期とされています。 お花見 お花見は、日本の春の風物詩の1つで、桜の花が咲き誇る季節に、友人や家族と一緒にお弁当やお酒を持って公園や川沿いなどで花見を楽しむ行事です。 お花見の始まりは、平安時代に貴族たちが行っていた「花宴」という行事が起源とされています。しかし、現代では庶民にも広く親しまれる行事となっており、桜が咲く時期には多くの人たちが公園や川沿いなどで花見を楽しんでいます。 お花見のスタイルは様々で、お弁当を持参してピクニックスタイルで楽しむ人や、屋台で買った飲食物を楽しむ人、レストランで桜を眺めながら食事を楽しむ人など、それぞれ好みに合わせて楽しむことができます。 そして、お花見シーズンには、各地でさまざまなイベントが開催されることもあります。 お花見は、日本の文化や自然を楽しむ機会の一つであり、桜の美しい風景を眺めながら、お酒や食べ物を楽しんだり、友人や家族とのコミュニケーションを深めたりすることができます。 おすすめ関連記事:【花見の歴史と日本文化】外国人も大好きな桜と人気スポット 英文事例あり 入学式 入社式 入学式とは、新しい学年が始まる時期に、新入生が学校に入学するために行われる式典で、一般的には、4月1日に新しい学年が始まるため、3月末から4月初めにかけて式が行われます。 入学式では、学校長や教員があいさつをし、新入生に対して学校の方針や規則などを説明します。新しい学校生活の始まりの日でもあります。 入社式は、新しい会社に入社するために行われる式典で、一般的には、4月1日に新しい会計年度が始まるため、3月末から4月初めにかけて入社式が行われます。 式典では、社長や上司があいさつをし、新入社員に対して企業の方針やルールなどを説明し、新入社員が会社での目標や意気込みを表明することもあります。 入学式や入社式は、新しいスタートを切るための重要な式典であり、新しい環境に慣れるための意欲や希望を高めるために、教育機関や企業では大切な行事とされています。 また、服装やマナーなど、社会人としての基本的なルールを身につけるための機会でもあります。 こどもの日 こどもの日は、日本の国民の祝日の1つで、毎年5月5日に祝われます。...
日本の伝統行事とは?春夏秋冬にある昔から伝わる日本の伝統行事・年中行事には一体どのようなものがあるのでしょう?本記事は、四季折々日本の暮らしの中で行われる23の代表的な年中行事を徹底紹介します。伝統行事....