東京生花株式会社(三田ハナモ・REN)

東京生花株式会社(三田ハナモ・REN) 三田ハナモとRENの二つのブランドで、それぞれのお客様にこだわりの植物?

1919年創業の「いけばな花材専門店」、三田ハナモとして創業。以来、池坊・草月流をはじめ多くの華道流派の家元や作家から厚い信頼を獲得しています。1980年以降、フラワーデザイン技術向上を掲げ、婚礼装花業務へも参入。現在では「REN」、「PETAL BY REN」の新たなブランドを加えています。

住所

三田2-17- 32
Minato-ku, Tokyo
108-0073

営業時間

月曜日 08:30 - 17:00
火曜日 08:30 - 17:00
水曜日 08:30 - 17:00
木曜日 08:30 - 17:00
金曜日 08:30 - 17:00
土曜日 08:30 - 17:00

電話番号

+81334518000

アラート

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100年の歴史

弊社は1919年(大正8年)に初代・川原常太郎が、港区三田の地に創業いたしました。創業当初から、いけばな界のお客様に恵まれ、それぞれの流派の特徴ある様式を学び、ご依頼の期待値を上回る花材をご提供することを使命といたしました。いけばな花材は単に切り枝や切花をご用意するだけにとどまらず、藤やもみじ、牡丹などを代表とするデリケートな植物は、鉢や株のままお届けして活けるそばで切り採ってお渡しするという当時としては先進的な取り組みも先駆けて行った結果、いけばな各流派の家元御用達のご指名をいただくようになり、今日まで歩みながら「いけばな花材なら三田ハナモ」という評価を頂くようになりました。 二代目・川原梧郎は56歳の若さで1978年に急逝しましたが、存命中には近代的な花店を目指して法人化。三田ハナモは屋号として残しながら商号を東京生花株式会社といたしました。「ハナモスタジオビル」を建設してフラワーデザイン教室を開講。その後、地上5階・地下1階の本社ビルを竣工して、地階にいけばな花材売り場をととのえて1階に近代的フラワーショップ、上階にはいけばな教室を設けて各流派の教授を招いていけばなの門弟拡大に尽力しました。屋上にガラス温室を設置して、多くの希少植物を鉢植えで管理して珍花・珍葉を求めるいけばな作家のご用命にお応えしました。 父・梧郎の没後、三代目を受け継いだ私は主力事業である、いけばなへの注力を怠りなく続けながらホテルでのウェディング業務獲得に向けてデザイン力向上に努めました。その結果、フラワーデザインコンテストの最高峰、ジャパンカップ優勝をはじめ輝かしいタイトルを受賞してまいりました。古来、「三代目で潰す」などといわれ私自身も若いときからその言葉と対峙してまいりましたが、20代半ばの新米経営者が荒波に揉まれながらその意味を次のように実感したのです。「創業者が作ったマーケット(顧客)は三世代に渡って続かない。」要は、常に業態改革を視野に入れておかないと新たなニーズに取り残されるという戒めと理解したのです。欧米には企業100年説もあるようですが、世代交代をしながら業態改革に着手していかないと企業の未来はないと確信して、ウェディング事業への挑戦をして1994年から業務を開始いたしました。

さらに四代目となる後継者・川原伸晃が入社すると同時に、新たな店作りを任せて先鋭的なプロジェクト「REN」を立ち上げました。当社が創業以来重視してきた「活ける」という日本独自の感性を切花から鉢植えまで植物全般に広く捉え直し、社会と植物の最適な関係を追求することをコンセプトとしました。植物の本質と向き合う新しい時代に相応しい切り口での提案が評価され、2011年に植物店として史上初めてグッドデザイン賞を受賞いたしました。 創業者が、いけばな流派の門人になることなく独学で各流派の様式を学んだことは、すなわちニーズをつかんで的確に商品を投入する現代ビジネスの基本でもありました。そして事業継承を重ねながら常に新たな方向を模索してチャレンジを続けて歴史を刻んでおります。さらに創業以来、経営理念の根幹をなすのが「誠実」です。お客様の期待を裏切らないためには、手を抜かず嘘をつかず当たり前のことを当たり前に実践すること。加えてお客様の期待を上回る商品を提供するには、誠実さに加えて新たなチャレンジが必要になります。 創業100年を迎えてさらに新たな100年に向けて、これからも温故知新を貫きながら「誠実とチャレンジ」を社是として花のチカラ、植物のチカラを発信して参ります。これからも東京生花株式会社への変わらぬご愛顧をお願いして、創業百年の節目のご挨拶とさせて頂きます。                      東京生花株式会社 代表取締役 川原常光