17/11/2024
ー CVスタッフのコラムー 田中かおり(CV コーディネーター) 【SEMA Show 2024】 車関連の展示会といえばSEMA Show。 …ということで、 先週11月5日~8日までラスベガス・コンベンションセンターで開催された 車関連の展示会SEMA Showに行ってきました。 カー用品アクセサリー、トラックSUV&オフロード、レーシングカー、レトロカー、 モバイルエレクトロニック&テクノロジー、タイヤホイール、オイル関連、塗装、修理関連が 5つの会場の他、パーキング・エリアにも車の展示に利用され、 ドリフトショーなども行われました。 初日はちょうど大統領選の投票日のため来場者は少なかったものの、 2日目以降は車好きやメカニックの方々で会場内、周辺道路は大混雑していました。 その中でも最も活気があったカテゴリーはトラックSUV&オフロード。 日本でもキャンプ人気が高まっているようですが、 アメリカではハイエースやキャラバンのようなハコバンを改造するのではなく、 Jeepやピックアップトラックの上にキャンプのテントをつけるのが主流で、 キャンプギアもバラエティ豊富です。 業界の方によると、 価格の設定はとてもセンシティブで、 日本製の質の良い製品で少し値段が高い商品が 日本の技術をコピーした中国製といかに異なるか、 商品のクオリティーの高さを どのようにEnd Userに伝えていくかということが課題であるということです。 とある日系企業の担当者がおっしゃるには 日本製の優れた商品の寿命は4年、 同じような製品で他国産は寿命2年で価格は半分。 2年で新しいものを買い替えれば同じじゃないか、との声もあるそうですが、 安心できない部品を装備した車で運転するのか? アメリカの車は走行距離が10万キロを超えても 問題なく運転できる状態でなくてはなりませんし、 長距離運転で他州に移動する時などに利用する フリーウェイ(高速道路)での故障の心配はないのか? など、もしもに備えてリスクは避けたいと日本人の私たちは考えるのですが、 フリーウェイでパンクしたタイヤの残骸が、 結構な確率で落ちているのを見るにつけ、 安物買いで危険のリスクを高くしている人がいかに多いかを実感してしまいます。 会場には多くの日本の企業が車両を持ち込み展示されていましたが、 さらなる円安の影響からか日本からの来場者さんは 少なかったように感じました。 その中でも私の胸に刺さったのは、 日本から毎年出展されている企業の方が、 「展示会での売り上げ云々ではなく、企業のプライドをかけて毎年出展している」 という言葉でした。 今回のメルマガは、 いつもより写真を多く掲載しますので、 実際展示されている車の様子をご覧いただけたらと思います。
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