大花園(だいかえん)

大花園(だいかえん) 大田区大森山王で89年、大森で花のことなら当店へおまかせください。季節の旬な花をたくさんご用意してお待ちしております。お気軽にお立ち寄りください。スタッフ一同こころよりお待ちしております。東京都大田区山王3-29-2山王三丁目バス停前。JR大森駅周辺にはお届けもいたします。

東京都大田区山王3-29-2山王三丁目バス停前
はじめてのお客様へ~オーダーメイドの花束やアレンジはその場での製作を承っておりません。ご注文の場合は予めのご予約をお願いしております。引き取り前日までにお申し付けください。またご注文の混雑具合によっては、ご要望に沿えない場合があります。大変恐縮ですが「品質優先」のため何卒ご容赦ください。

ご注文いただいたお祝いの花束。今週末が恋人同士やご家族には実質的なクリスマスでしょうか。週末向けの赤バラも明日の仕入れでご用意しましたが、まだ市場の伝票に値段が載ってこないという怖い話。過去最高値を更新するであろうことだけは間違いなさそうで...
19/12/2024

ご注文いただいたお祝いの花束。
今週末が恋人同士やご家族には実質的なクリスマスでしょうか。週末向けの赤バラも明日の仕入れでご用意しましたが、まだ市場の伝票に値段が載ってこないという怖い話。過去最高値を更新するであろうことだけは間違いなさそうです。
まぁ赤バラはクリスマス前なので仕方ないですが、他の花も少なくてとんでもない値段がしています。業界内輪では、今年の夏は暑かったから、年末前にこんなに寒いから、が免罪符のようになってしまってますが、お客さんに「じゃぁ花じゃなくていいですぅ」と言われないように、川上から川下まで一気通貫で気候変動に立ち向かっていかないといけないなぁと思います。

年末怒涛のうんちくシリーズ、今日は「榊」です。当店、開運榊を販売していることから榊に関しては取材や問い合わせが多いので店頭にパンフレットも用意してます。ご入用の方はお気軽にお声がけくださいね。写真は年末だけの松入り榊、クリスマス明けくらいか...
19/12/2024

年末怒涛のうんちくシリーズ、今日は「榊」です。当店、開運榊を販売していることから榊に関しては取材や問い合わせが多いので店頭にパンフレットも用意してます。ご入用の方はお気軽にお声がけくださいね。写真は年末だけの松入り榊、クリスマス明けくらいから販売します。

榊(サカキ)の語源は、神と人との境であることから「境木(さかき)」の意味であるとされ、日本神話で神様のいる場所に榊を立てたという古事が元となっています。日本では古来より先端が尖ったものには、神様の力が宿ると考えられていました。また世界各国に共通する常緑樹信仰と合わせ、榊は神籬(ひもろぎ)、つまりは神様が降り立つ依り代としての役割もあるということです。
面白いことにこの榊(サカキ)というのは古来では特定の植物を指す言葉ではなく常緑で葉の先が尖っている神様に捧げる樹のことを呼んでいたらしい、ということで、その地方地方で神棚に祭る植物が、「サカキ」と呼ばれるようになったということです。

現代でいう榊は温暖な地域でしか栽培できませんので榊が育成できない地域では 樫や松、椿や山茶花(さざんか)を「サカキ」と呼んでいたということです。近代になり流通や情報が整備される中で今でいう榊という植物が「サカキ」に統一された、ということでしょう。

その榊は「本榊(ホンサカキ)」とも呼ばれています。それは前述のとおり榊は関東以南の比較的温暖な地域で生育するため寒い地域では流通することが難しく代わりに関東以北では類似種(別属)のヒサカキ (Eurya japonica) をサカキとして代用しているので区別するため「本榊(ホンサカキ)」と「ヒサカキ」と分けて呼んでいます。

ヒサカキについては、「シャシャキ」「シャカキ」「下草」「ビシャコ」「仏さん柴(しば)」「栄柴(サカシバ)」などと地方名で呼ばれることもあり仏壇にも供えられる植物です。花は早春に咲き、独特のにおいがあり季節には流通するヒサカキに花が混じってくることもあります。漢字で書くと、小さいことから「姫榊」とも書き、またサカキでないことから「非榊」とされることもあるようです。ちなみに花屋的に大別すると関東から東はヒサカキ、関西から西は本榊を扱う花屋が多く、東京大森の当店は本榊の代用にこのヒサカキを販売しています。実勢としてはお客様の中ではこのヒサカキが榊であり本榊でなければならないという感覚はあまりないように感じます。

この本榊とヒサカキが店頭に並んで販売されているところはあまりないと思いますが、サカキとヒサカキを見分けるポイントは葉縁で、葉が小さく、鋸歯がある(ぎざぎざしている)ならヒサカキ、表面がツルツルしていて、ふちがぎざぎざしていない全縁なら本榊です。また本榊は茎頂の芽(冬芽)が、爪状に尖っていることでも見分けられるようです。植物的にはヒサカキのように葉の縁がギザギザになっていることを鋸歯縁(きょしえん)、本榊の葉のように滑らかになっていることを全縁(ぜんえん)というそうです。

ではこの榊(ここからは統一して榊と表現します)、神棚の両側の榊立てに左右対称一対で飾ります。飾る日はいつか、というのは別項「お三日」の文化の記事でご紹介しましたが改めてご紹介すると 毎月朔日(1日ついたち)・15日となります。当日の朝のうちに古いものと取り替えますので花屋で販売するのは月末と14日までが一般的です。ではなんで1日と15日か?は月の中でちょうどキリがいいからいいのでは?というわけでもなく、由来は「お三日」という文化に基づいていて、古来から榊、仏花をお供えする1日、15日、28日を「お三日」といい近年28日が省略されました。

いわれは、江戸時代に参勤交代で江戸にいる大名が一斉登城する日がこの3日だったそうです。庶民は大名が将軍様に詣でる日を「神仏に詣でる日」として真似をし(庶民は将軍様に拝謁できないですから)代わりに我が家にある神棚、仏壇にお榊、仏花を供えて「神様とご先祖様」に感謝をする日としたそうです。ですのでこの1日と15日に榊を神棚に飾り神様を敬うことがまず大切で、仏花の記事でも書いたように常日頃、榊立ての水をかえ葉のほこりを払い、枯れないように世話をすること、が日頃から神様を敬うことになります。

近年は造花の榊も販売されていて神社側も生活習慣の変化ということで「よいのではないでしょうか」ということらしいですし否定するようなことでは全くないと思いますが、私個人的にはやはり命あるがゆえに枯れていく生の榊を飾り、その世話をすることそのものが神様を敬うことだと感じます。

またこの江戸の大名が将軍様に詣でる「お三日」のもとになっているのがおそらく月次祭(つきなみのまつり)というもので、神事に詳しい方はご存知かと思いますが毎月行われる 祭礼です。有名なのは 伊勢神宮の6月・12月の月次祭ですが、多くの神社では毎月1日、15日、(28日)に斎行し、皇室の繁栄、国の隆昌、氏子崇敬者の安寧を祈願しているということです。現在は28日にも斎行されている神社は少なくなってしまったそうですがこの三日がおそらく起原になっているのではないかと考えています。
このどこかで聞いた月次(つきなみ)という言葉は平凡なことを指す「月並みですが」のもとになっていて、もともとは毎月繰り返し行うもののことを指していた意味が明治以降平凡なものを指す意味に変わってきた、ということです。

こうして毎月繰り返し、欠かさず神様を祀り榊を飾り世話をすることで、私たちの心を神様に向かわせることが榊を神棚に飾る意味です。そう考えると榊は神様の依り代としてよりも私たちの心のよりどころとしての意味が強いのかもしれません。

今日は年に一度の千両大市。今年は出来が良くて実付きが多いです。しっかりと水を飲ませてコンディションを整えて年末の販売に備えます。今年からいろいろ新しいチャレンジをしているので品質向上にどれくらい効果があるか楽しみです。年に一度の千両市ではほ...
18/12/2024

今日は年に一度の千両大市。今年は出来が良くて実付きが多いです。しっかりと水を飲ませてコンディションを整えて年末の販売に備えます。今年からいろいろ新しいチャレンジをしているので品質向上にどれくらい効果があるか楽しみです。
年に一度の千両市ではほかの品目にはない千両独特の等級表示があります。特級、一等、二等、三等は他の品目でも使うことがありますが、カマとか鎌付き、初盛りなど千両だけの等級表示。千両は作り手さんが植えてから三年目以降に収穫ができるようになるのですが、その三年目、初めて収穫されたものを初鎌といいます。また鎌付きと呼ばれることもあるのですが、古い成木のわきから出るものも鎌付きと呼ばれることがあるので、鎌付きがすべて初鎌ではない場合もあるのです。そこらへんを全部ひっくるめて単にカマという表示の場合もあるので穏便にスルーしましょう。そして4年目からの株から収穫したものを初盛り、5年目以降は本盛りと呼びますが、本盛りは表記されない場合がほとんど、逆に初盛りはちゃんと表記がある場合がほとんどです。
花屋さんでは「ハツモリ」と呼ぶ人もいますが正式には「しょざかり」です。
それぞれの等級にはそれぞれ特徴があって使い道によって仕入れをしています。当店は街の花屋なので大きな活け込みからアレンジ、仏花など多様な使い方をするので、ほとんど全部の等級を仕入れて用意しています。これから数日はコンディション作りをしますので店頭で販売するのはクリスマス明けくらいからと思ってください。よく花もちする魔法をかけておきますね。

今日は「一両十両百両千両万両」のうんちく。千両をはじめ、お正月に欠かせない金生樹ですが、ちょうど正月の時期に赤い実をつける「めでたい」植物として、すでに江戸時代には園芸品種として親しまれていたそうです。還暦の「赤いちゃんちゃんこ」と同じよう...
18/12/2024

今日は「一両十両百両千両万両」のうんちく。
千両をはじめ、お正月に欠かせない金生樹ですが、ちょうど正月の時期に赤い実をつける「めでたい」植物として、すでに江戸時代には園芸品種として親しまれていたそうです。還暦の「赤いちゃんちゃんこ」と同じように、めでたい時には赤い縁起物が欠かせないという習わしから現在も多くの家庭でお正月に飾られています。
ではなぜ「千両」という名前がついたのでしょう?まず「両」というのはお金の単位。千両といえば大金だったわけで大金持ちになれるのはめでたいこと=縁起物ということですね。
そしてお金の単位で「千」以外はないのかというと、じつはこの「両」シリーズ、一両から万両まであるんです。

一両は蟻通(アリドウシ)という棘の鋭いアカネ科の植物です。
十両は藪柑子(ヤブコウジ)のことで、山橘(ヤマタチバナ)ともいいます。万葉の時代には山橘と呼ばれていたようですが葉や実がミカンの仲間の柑子に似ていたことから藪の中の柑子で藪柑子と呼ばれるようになったとか(写真右下、今回のは斑入りです)
百両は同じくヤブコウジ科の唐橘(カラタチバナ)十両よりも少し背が高く実も多いです。別名は「百両金」、昔はとても高価で百両以下では手に入らなかったから、と言われています(写真左下)
千両はご存じのとおり。センリョウ科の常緑低木です(写真右上)
万両はヤブタチバナ。ヤブコウジ科(またはサクラソウ科)の緑起木です。こちらは千両に並んで有名です(写真左上)

そしてなぜこの有名な2つの縁起物、千両と万両で格差があるのか?ですが一説には万両は葉の下に実が垂れてつくので重い。千両は葉の上に実が付くので軽い(お金の価値が軽い)ので万両のほうが格上という説。もう一説には千両は葉の上に実が付くので鳥に食べられやすい、万両は逆に食べられにくい。ということで万両の勝ちだそうです。もしかすると単純に考え、実の大きさや数、背の高さとか、そういったもので判断されたのかもしれませんね。
お正月に縁起を担ぐのに「万両」と「千両」、それに「一両」を飾るといいそうです。
そのこころは「万両、千両、ありどうし」(大金がずーと手元にある)だそうですww

たぶん君はこない一人きりのクリスマスイブ。そんなイブには「シェアブーケ」がおすすめ!同じブーケを彼女のもとに、自分の部屋にも。同じ時間を同じブーケを愛でながら相手を想えば、距離になんか負けません。離れたイブを迎える二人のために、同じブーケを...
17/12/2024

たぶん君はこない一人きりのクリスマスイブ。そんなイブには「シェアブーケ」がおすすめ!
同じブーケを彼女のもとに、自分の部屋にも。同じ時間を同じブーケを愛でながら相手を想えば、距離になんか負けません。離れたイブを迎える二人のために、同じブーケをお届けするシェアブーケ、今年から限定販売いたします。ご予約はお早めに!

明日は千両大市、今年は出来がいいそうなので楽しみですが、全量予約なのでセリには参加しないかな。相場だけ確認します。

年末とは思えないほど、のどかな大森。そうだ今日は火曜日だ。ずっと朝からお客様を待っているので今日のうんちくは「松」です。松はおめでたいお正月には欠かせない植物です。太古の昔から地上に生息し苛烈な環境にも耐える常緑樹ですので世界各国の常緑樹信...
17/12/2024

年末とは思えないほど、のどかな大森。そうだ今日は火曜日だ。ずっと朝からお客様を待っているので今日のうんちくは「松」です。
松はおめでたいお正月には欠かせない植物です。
太古の昔から地上に生息し苛烈な環境にも耐える常緑樹ですので世界各国の常緑樹信仰と同様に尊ばれてきました。この「松」という名前の由来ですが、諸説いろいろあるようです。

若さを保つ=タモツ→マツ。神様が樹に宿るのを待つ(まつ)。葉が二つに分かれている=又→マタ→マツ。まつ毛に似ている(まつ、げ)いろいろありますね。
自分的に一番腑に落ちたのは「神が宿るのを待つ」から「祭る・祀る」→「松」です。世界中の常緑樹信仰を見るとこの説が自然ではないかと感じます。
漢字の松は木+公(つつぬけ)と書きます。針葉樹ですので葉が透けてみてるからなんでしょう。

さて松といっても花業界では、いろいろな呼び方があって混乱するときがあるのですが、一般に花屋さんでお正月用に販売されている「若松」や「門松」「根引き松」「からげ松」というのは、ほとんどが黒松という種類の松です。

皆様が花屋さんの店頭で見ることのできる松の種類は大別すると、黒松系、赤松系、五葉系、大王松ですが、前述のようにほとんどが黒松系ということになります。いけばなの花材を扱われている花屋さんにはもっといろいろな種類があるかもしれません。

同じ黒松系の中で用途に合わせて作られているわけですが、若松や門松は密集して植えられています。横に枝を張れないため上にスッと伸びて育っていきます。門松用は間隔を調整して大振りになるようにするようです。

また根引き松は間隔をあけて育てられるので姿かたちが変わって(振りがついて)育だちます。根が付いたままの状態で販売されているものが多いようです。

門松の記事でも記載しますが、唐の時代の中国で、正月の「子の日(ねのひ)」に野山で小松を引き、千代を祝うと言う風習があり、それが日本に平安貴族の「小松引き」という子供の長寿祈願の遊び事として伝播しました。その松を持ち帰り門前に飾るようになったのが門松の始まりといわれていますが、現在でもこの根引き松または根引き若松を白和紙で包んだものを立てる習わしが残っています。

カラゲというのは仏花のことを指し、仏花に入れられるくらいの短く細い松のことをカラゲ松と呼んでいるようです。
こちらは地域によっても呼び方が変わるかもしれません。

最後に蛇の目松ですが、赤松と黒松の両方に蛇の目松がありますが、我々が扱う蛇の目松のほとんどが赤松系だそうです。黒松蛇の目は珍しいんですね。

花屋としてお正月は当たり前のように取り扱う「松」も調べれると奥が深くて面白いです。今年は新しい活性剤を導入してコンディションを整え年末の販売に向けて準備します。

ポンポンスプレーマムが開いちゃったのでお店飾りに。当店では販売するタイミングを逃してしまった花たちもできる限り全部を店頭に飾って道行く人に愛でてもらうようにしています。人に愛でてもらうために育った花たちを最後まで活かしてあげたいですね。ここ...
16/12/2024

ポンポンスプレーマムが開いちゃったのでお店飾りに。
当店では販売するタイミングを逃してしまった花たちもできる限り全部を店頭に飾って道行く人に愛でてもらうようにしています。人に愛でてもらうために育った花たちを最後まで活かしてあげたいですね。
ここ数日、年末商戦のプレッシャーwwなのか、それとも夜の飲みが足りないのか、超早朝に目が覚めてしまい昼間が眠いです。夜ご飯を食べるとすぐに眠くなっちゃうのは年末のせいなのか歳のせいなのか、いろいろ世の中には分からないことがまだまだたくさんありますね。明日は鉢の仕入れ、シクラメンがたくさん入荷しますよ~お楽しみに。

恒例の年末うんちくシリーズ、今日は「門松の話」お正月飾り、門松の起源は唐の時代の中国で、正月の「子の日(ねのひ)」に野山で小松を引き、千代を祝うと言う風習があったそうです。もともとは、平安貴族の遊びごとの「小松引き」が由来で、子供の長寿祈願...
16/12/2024

恒例の年末うんちくシリーズ、今日は「門松の話」

お正月飾り、門松の起源は唐の時代の中国で、正月の「子の日(ねのひ)」に野山で小松を引き、千代を祝うと言う風習があったそうです。もともとは、平安貴族の遊びごとの「小松引き」が由来で、子供の長寿祈願が基になっているようです。

平安貴族の小松引きの行事で持ち帰った「子の日の松」はやがて家族の長寿祈願のために門前に飾るようになりました。
現代まで、この流れを受け継ぐのが関西地方では「根引き松」または「根引き若松」を白和紙で包んだものを立てる習わしです。
平安時代に起こった門松の習わしはこのように簡素なものだったのですが、やがて室町時代には本格的に広がり、青竹三本を中心に周囲を若松で囲い下部を竹やワラで巻いて仕上げる形状で屋敷の大きさにあわせて飾るようになりました。

この大型の門松は現在でも全国の銀行・百貨店をはじめ一部の住宅で飾られていますが、竹の先端部の形状は、斜めにソギを入れたものと、真横に切ったものの2種類があります。斜めにソギの入ったものを「ソギ」平らなものを「寸胴」と呼びます。
もともとは「寸胴」が門松の基本の形だったそうですが「ソギ」ができたきっかけは徳川家康の生涯唯一の負け戦として知られる「三方が原の合戦」で武田方に叩きのめされた家康は命からがら浜松城へ逃げ帰ります。追って来た武田軍は浜松上を包囲して新年を迎えました。新年の挨拶代わりに武田軍の武将の一人が嫌味な句を作って浜松城内に送りました。「松枯れて竹たぐいなき明日かな」松は浜松の松で徳川に、竹は武田にかけているのです。正月なのに縁起でもないと、激怒した家康が自ら門松の竹を切り捨てたのだそうです。やがて武田軍は引き上げ、徳川の武運が開けていきますが、運にあやかるように徳川側の武将たちはこぞって門松の竹にソギを入れたそうです。

ですので現代でも関西の方では寸胴、関東はソギの門松が一般的です。わたしも子供のころからソギの門松しか見たことなかったので寸胴がオリジンとは知りませんでした。お正月などの習わしは知れば知る程興味深く、歴史が我々の暮らしに色濃く根付いているんだなぁと感じます。ぜひ次の世代にも伝えていきたいものですね。

ご注文いただいた周年お祝いのアレンジ。風がやみ、ちょっと寒いけど、のどかな日曜日の大森、思ったより店前が静かで寒いのに冷や汗が。体調よりも心がやばい年末です。相変わらず花の流通量が少なくて仕入れがつらいですが、明日も一生懸命偏った仕入れをし...
15/12/2024

ご注文いただいた周年お祝いのアレンジ。
風がやみ、ちょっと寒いけど、のどかな日曜日の大森、思ったより店前が静かで寒いのに冷や汗が。体調よりも心がやばい年末です。相変わらず花の流通量が少なくて仕入れがつらいですが、明日も一生懸命偏った仕入れをしてきます。

お届けしたお祝いのアレンジメント。冷たい風が強いのでシクラメンを店内に避難させてフェアを開催しています。足の踏み場がない。今年もギフト用のシクラメンがよく売れていて、今日もたくさん入荷したシクラメンがだいぶお嫁に行きました。まだまだ店内、よ...
14/12/2024

お届けしたお祝いのアレンジメント。
冷たい風が強いのでシクラメンを店内に避難させてフェアを開催しています。足の踏み場がない。
今年もギフト用のシクラメンがよく売れていて、今日もたくさん入荷したシクラメンがだいぶお嫁に行きました。まだまだ店内、よいシクラメンがお待ちしていますのでぜひのぞいてください。明日もフェア頑張ります。

今年もぼちぼち投稿している年末うんちくシリーズ今日は「ヒイラギ」クリスマスに使うヒイラギと節分に使う柊。両方とも「ひいらぎ」ですが別の植物なんです。クリスマスによく使うヒイラギは「セイヨウヒイラギ」といってモチノキ科モチノキ属の常緑小高木。...
14/12/2024

今年もぼちぼち投稿している年末うんちくシリーズ今日は「ヒイラギ」
クリスマスに使うヒイラギと節分に使う柊。両方とも「ひいらぎ」ですが別の植物なんです。
クリスマスによく使うヒイラギは「セイヨウヒイラギ」といってモチノキ科モチノキ属の常緑小高木。冬に赤い実を付け、下の方の葉は外側が数か所尖り、上の方の葉は先端が尖ります。和名では「セイヨウヒイラギモチ」花屋さんでよく見かける「クリスマスホーリー」(写真)が一般にこのセイヨウヒイラギと考えていいのですが、「ホーリー」というのは時にモチノキ属全般のことを指します。そこでこのクリスマスに使うホーリーを限定して「イングリッシュホーリー」「ヨーロピアンホーリー」と呼んで区別しています。ところが日本で一般的に販売されているのは「チャイニーズホーリー」なので厳密には「クリスマスホーリー」ではない、ということになりますが、前述したようにモチノキ属全般をホーリーと呼んでいるので問題ないように思えます(細かいことですみません)

このセイヨウヒイラギ、常緑でしかも冬に赤い実をつける貴重な植物としてキリスト教以前から聖なる木として崇められてきたそうです。キリスト教においてはキリストの足元から初めて生えた植物であり。尖った葉はキリストが処刑された際のイバラの冠を表し、赤い実はイバラの冠によって流したキリストの血を表していると言われています。さらに花は真っ白でキリストの生誕を表し、苦い樹皮はキリストの受難を表すとされています。
こうした常緑樹信仰からセイヨウヒイラギにも魔力があるとされていて、クリスマスの期間に悪魔や妖精が悪さをしないよう魔よけとして利用されていました。クリスマスにセイヨウヒイラギを飾るのはこうしたわけがあるからです。

さてでは節分の柊はというと、こちらはモクセイ科モクセイ属の常緑小高木。葉は固く尖っていて、へたに触ると血が出るくらい刺さり、かなり痛いです。この疼く、ひりひり痛むことを「ひいらぐ」といったそうで、そこから「ひいらぐ木」がやがて「ひいらぎ」になったのが名前の由来だそうです。また老木になるにつれて葉の尖りも先が丸くなっていくそうで、人も老いると丸くなる、という話になぞられることも多いそうです。この鋭く尖った葉から節分の鬼の目付きの話の通り邪気を払う木として庭に植えられる習慣があったそうです。「鬼門除け」といって家の庭の表鬼門(北東)に柊、裏鬼門に(南西)に南天を植えるとよいと言われています。幹は固く対衝撃生に優れていることからいろいろな道具の材料としても重宝がられ人の暮らしの中に深くかかわってきた植物の一つといえるでしょう。

両方ともに常緑樹であり尖った葉をもつことで魔よけとして共通の意味合いをもっています。日本に定着したクリスマスには柊でもセイヨウヒイラギでも同じ「ヒイラギ」としてゆる~く楽しむことでよさそうです。鬼も追い払ってくれる柊でしたら悪魔も払ってくれるでしょう。
念のため二つの見分け方ですが、まず葉の固さが全然違うことと尖り方の違いで判断できます。また柊は葉が枝に対して対にでる対生でセイヨウヒイラギは互い違いに葉がでる互生ですので見分けがつきます。

花キューピットでご注文いただいたスタンド花。この季節、市場の伝票を見るだけで悲鳴を上げられるのでホラー映画の需要が自分的には低いのですが今日は13日の金曜日。店頭では「13日の花金曜日」ブーケが好評です。13日の金曜日の由来は欧米(主にキリ...
13/12/2024

花キューピットでご注文いただいたスタンド花。
この季節、市場の伝票を見るだけで悲鳴を上げられるのでホラー映画の需要が自分的には低いのですが今日は13日の金曜日。店頭では「13日の花金曜日」ブーケが好評です。
13日の金曜日の由来は欧米(主にキリスト教で)で不吉とされている13という数字とキリストが架刑に処されたのが逆算すると金曜日だったらしいということですが、持論の日本人は究極ハイブリットということで何でも面白おかしく自分たちの文化にしてしまう!ので、13日の金曜日もこのさい楽しむことにしましょう。
そして、この週末はシクラメンフェアです。店主の悲鳴が聞こえるほどたくさん入荷しますのでお楽しみに。

今日はダズンローズデーなんですがダリアの投稿。この季節、赤いモビルスーツ、じゃなかった、花は通常の三倍の値段が、、と言いたくなるような相場で困っている中、通常と同じ値段で真っ赤なスタンド花はミッションインポッシブルなんですが、まぁ何とかしま...
12/12/2024

今日はダズンローズデーなんですがダリアの投稿。この季節、赤いモビルスーツ、じゃなかった、花は通常の三倍の値段が、、と言いたくなるような相場で困っている中、通常と同じ値段で真っ赤なスタンド花はミッションインポッシブルなんですが、まぁ何とかしましょう。MI2でホプキンスが、これは不可能な作戦だ、困難くらいどってこないだろ、という場面、かっこよかったなぁと走馬灯のように昔の映画が頭に浮かぶくらい現実逃避をしたくなる年末の仕入れ。週末はシクラメン専門店でもいいですか。。ということでこの週末は年末シクラメンフェアです。これでもかというくらい仕入れてきますね。楽しみだ。

ご注文いただいたお祝いのアレンジ。これからの時期、赤い花はどんどん値段が上がります。今年はどこまでいくんでしょうか。クリスマスに向けて赤バラも市場にたくさん予約を入れていますが毎年伝票を見るのが年間を通して一番ドキドキする瞬間ですね。昨夜は...
11/12/2024

ご注文いただいたお祝いのアレンジ。
これからの時期、赤い花はどんどん値段が上がります。今年はどこまでいくんでしょうか。クリスマスに向けて赤バラも市場にたくさん予約を入れていますが毎年伝票を見るのが年間を通して一番ドキドキする瞬間ですね。
昨夜はなかなか見始められなかったセナをフリックスで第一話見ましたが、途中で辛くなっちゃって。出だしがイモラからだったので、ね。
またお正月にゆっくり2話から見ようかな。まずはこれからの年末商戦頑張ります。

お届けしたお祝いの花束。今朝はメチャメチャ寒くて気温差アレルギーが発症して大変でした。もう鼻も目もぐじゅぐじゅ状態で気が遠くなりましたが薬が効いたのか午後からは回復、何とか仕事をこなしました。これから忙しくなるので体調管理は大事なのですがア...
09/12/2024

お届けしたお祝いの花束。
今朝はメチャメチャ寒くて気温差アレルギーが発症して大変でした。もう鼻も目もぐじゅぐじゅ状態で気が遠くなりましたが薬が効いたのか午後からは回復、何とか仕事をこなしました。
これから忙しくなるので体調管理は大事なのですがアレルギーばかりは待ったなしでどーにもならんです。
店頭ではポインセチアがピークアウトしてもう残りわずか、その代わりに一面シクラメン畑です。これから例のシクラメンも店に入りきれないくらい入荷してくるので楽しみです。今年もシクラメンが綺麗に長持ちする魔法をかけて販売しますので、ぜひお気に入りの一鉢を探してください。

お正月アレンジのご予約も増えてきた今日この頃、本日は松大市でした。たくさん松を仕入れてきたので、まだこの時間でも水あげの作業を一生懸命しています。去年までは当店にやってきた松達には「まぁ一献」ということで焼酎をごちそうしていたのですが、今年...
08/12/2024

お正月アレンジのご予約も増えてきた今日この頃、本日は松大市でした。たくさん松を仕入れてきたので、まだこの時間でも水あげの作業を一生懸命しています。去年までは当店にやってきた松達には「まぁ一献」ということで焼酎をごちそうしていたのですが、今年から松用の水あげ鮮度保持剤を導入してみました。焼酎より割高ですが、比較テストなどをしながら効果を検証して、お客様により良い品質の松を販売できるように頑張ります。
お正月用のアレンジは大小合わせて100個までの数量限定販売です。毎年30日には売り切れてしまうのでお早めにご予約下さいね。

人気のシクラメン「ジックス」英字だと「djix」花弁が反転せず傘をさしたように開花するのが特徴。今日もたくさんシクラメンが入荷したのでシクラメンの管理のうんちくを。シクラメンは管理をしていただければ次の年も花を咲かせやすい植物です。大きく分...
07/12/2024

人気のシクラメン「ジックス」英字だと「djix」花弁が反転せず傘をさしたように開花するのが特徴。今日もたくさんシクラメンが入荷したのでシクラメンの管理のうんちくを。

シクラメンは管理をしていただければ次の年も花を咲かせやすい植物です。大きく分けて「休眠法」と「非休眠法」があり、夏の間、球根を休眠させておくか、休眠させずに管理していくかの違いで、それぞれメリットとリスクがあります。

「休眠法」は6月くらいで花が終わり新しい葉が出なくなり休眠したな、というタイミングで水やり止め雨の当たらない風通しの良い所に置いて、夏を越させます。8月下旬から水やりを再開して鉢を植え替えてあげるといいでしょう。忘れちゃったり、捨てられちゃったりする危険がある...のと花の開花時期は少し遅れます。

「非休眠法」は文字道り休眠なしで管理していく方法で6月くらいに一回り大きな鉢に移してあげて梅雨と夏場を気を付けて育ててあげます。秋先にもう一度大きめの鉢に移してあげます。そうすることで11月ごろには花が咲いてくるでしょう。リスクはやはり梅雨の湿度と真夏の日差し、高温です。ここを乗り切れば一回り大きく育ちます。
どちらがおすすめということはないのですがご自分の生活サイクルにあった方法でぜひ次の年に挑戦してみてください!

お届けするお祝いのアレンジ。12月に入ったとたんに、さすがに忙しくて更新できていません。これから年末に向けては不定期な更新になりますね。ご容赦ください。店頭の通常販売もお待たせする状況が多くなっています。ここからはオーダーメイドのアレンジ、...
06/12/2024

お届けするお祝いのアレンジ。
12月に入ったとたんに、さすがに忙しくて更新できていません。これから年末に向けては不定期な更新になりますね。ご容赦ください。店頭の通常販売もお待たせする状況が多くなっています。ここからはオーダーメイドのアレンジ、花束は前日までのご予約が必須になりますのでご理解とご協力をお願いいたします。
なるべく多くのお客様のご要望をかなえたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

住所

山王3-29/2
Ota-ku, Tokyo
143-0023

営業時間

月曜日 10:00 - 19:00
水曜日 10:00 - 19:00
木曜日 10:00 - 19:00
金曜日 10:00 - 19:00
土曜日 10:00 - 19:00
日曜日 10:00 - 19:00

電話番号

+81337714270

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