16/11/2024
ポインセチア「クリスマスマウス」赤い苞の部分が丸くてかわいいと大人気です。名前の由来は舞浜のお城にいるキャラの耳だそうなので、当店ではポインセチアが良くもつ魔法をかけて販売しています(はい、ホントにあるものをかけてます)
というわけでポインセチアの管理方法のうんちく。ポインセチアはトウダイグサ科の花木でブラジルなど比較的暖かいところが原産です。そのため寒さには弱く15℃くらいを下回ったら屋内で管理する必要があります。また乾燥にも弱く、屋内に取り込んでから暖房の直接あたる場所に置くと葉を落として枯らしてしまいます。屋外の寒風にさらすと一日で枯れてしまうのもそのためです。
寒さ乾燥を気を付けて、なるべく日の当たる場所で管理すれば長く楽しんでもらえます。また次の年も葉を赤くしたい、というご要望をよくいただきます。まず今からは前述のとおり寒さ乾燥に注意。基本15度以上を目安に屋内の日が当たる場所で管理します。来年の4月ごろにはニョキニョキ葉が伸びていると思うので根元下から2,3節を残して切戻し(ピンチ)を行います。けっこう勇気のいる作業ですが心を鬼にして行いましょう。
そして9月下旬からが勝負です。ポインセチアは短日植物なので昼の時間が短くならないと花を咲かせない、葉が赤くならない、です。ですので9月下旬から約1か月半から2か月、昼の長さを強制的に10時間以下にしてやります。具体的には段ボールの大きな箱を18時から翌朝8時まで、かぶせてやるのがいいでしょう。そうすることでちょうど年末クリスマス前くらいの時期に葉が色づきます。
しかしこの作業、かなり根気が必要です。以前僕も挑戦しましたが、あえなく挫折し、それ以降、年をこえたポインセチアはグリーンの観葉植物として楽しむことに決めています。それでも思いついたように色づくこともあります。生き物なのでコントロールするのはなかなか難しいですね。
(遮光する場合、日の光だけでなく蛍光灯などの人工光もNGですので箱をかぶせるのが現実的です。)