
20/09/2025
この夏は酷暑が長く続きました。9月半ばを過ぎて、やっと朝晩は秋めいてきましたが、今月初めには台風シーズンの先駆けというような大雨、県内でも建物への浸水や突風による被害が起きました。
以前とは気象が変わってきたと誰もが体感としてもっています。気象庁の情報サイトにも、年平均気温の上昇、日降水量100mm以上の年間発生回数は上昇しているとの観測データが公表されています。
海水温の上昇によって雲の発生が盛んになっている。「線状降水帯」も各地に停留し、ますます降水量が多くなって被害を引き起こすのでしょう。
では、それらの海水温の上昇はどうして起きているのか・・・。
静岡市は 北には南アルプスの山容がそびえ、森の中の一滴を水源として流れ出した川が平野の中を縫い、海に流れ込む・・・という地です。南アルプスから駿河湾まで日本一の標高差をもつ地です。
人々は山、川、海の自然を生かした暮らしをしてきました。
しかし、今は?
南アルプスに続く水源の森はどうなっているでしょう。
低山、里山と言われて親しまれてきた近郊の山はどうなっているでしょう。
街に住んでいると上を見上げてもビル。遥かな山は見えず、なかなか思いを馳せることもありません。しかし、山の在り様が、私たちの生活にも大きく関わっていることを、意識してみましょう。
森や里山の保全の活動もされているNPO法人山の文化交流センター理事長の山本良三さんを第30回まぁるいしずおか・えもなトークのゲストにお招きしました。
トーク会は、あさはた緑地センターハウスをお借りしました。
そして皆さんとトークの後、近郊の長尾山に車で移動して、実際の山での活動を体験してみることもできます(希望者のみ)
事前申し込み制で、現在好評受付中です。